仕事・キャリア

在宅副業は何から始める?女性300人調査でわかった5つの準備

在宅副業は何から始める?女性300人調査でわかった5つの準備

「家でできる副業、ちょっと気になるけれど、何から始めればいいのかわからない…」。そんなモヤモヤを抱えている方は、私だけではなかったようです。

2026年10月15日に公開された、20〜49歳の女性を対象にした在宅副収入の意識調査では、約半数が在宅の副収入に興味がある一方で、興味がある人の6割以上はまだ実際に収入を得たことがないという結果が出ています。そして、始めていない理由のトップは「何から始めればいいかわからない」でした。

この記事では、その調査結果をかんたんに整理したうえで、国税庁や厚生労働省、消費者庁の公式情報をもとに、在宅副業を始める前に押さえておきたい5つの準備をまとめました。「稼げる副業ランキング」ではなく、あとで困らないためのスタートの仕方を中心にお届けします。

在宅副業、女性はどれくらい興味がある?最新調査の結果

まずは、株式会社マシェバラトークがPR TIMESで公表した調査の概要です。

調査方法 インターネット調査
調査期間 事前調査:2026年10月5日〜6日/本調査:2026年10月6日
対象 事前調査:20〜49歳の女性8,000名
本調査:在宅の副収入に興味がある20〜49歳の女性300名
対象エリア 日本全国

約半数が「興味あり」、でも6割は未経験

事前調査では、在宅の副収入に「非常に興味がある」が19.0%、「やや興味がある」が27.5%で、合わせて46.5%が興味ありと答えています。

一方で、興味がある300名に副収入を得た経験を聞くと、次のような結果でした。

  • 得たことはない:61.0%
  • 現在、得ている:27.7%
  • 過去に得ていた:11.3%

「やってみたい気持ちはあるけれど、まだ一歩を踏み出せていない」という人が多数派だとわかります。

始めていない理由は「何から始めればいいかわからない」

始めていない理由(複数回答)の上位は次の3つでした。

順位 理由 割合
1位 何から始めればいいかわからない 53.6%
2位 特別なスキルや経験がない 38.3%
3位 詐欺やトラブルが不安 32.8%

「始め方がわからない」「スキルがない」「怪しい話が怖い」。どれも、とても自然な気持ちですよね。裏を返せば、始め方の手順と、トラブルを避けるポイントを知っておけば、不安のかなりの部分は小さくできるということでもあります。

希望する条件と金額は「短時間で、月1万〜5万円」

重視する働き方の条件(最大3つ)では、「好きな時間に短時間でできる」が40.0%で最多。続いて「初期費用がかからない」26.3%、「顔出し・名前出しが不要」23.0%、「スキルや経験がなくてもできる」21.7%でした。

希望する月の副収入額は「1万円〜5万円未満」が35.0%で最も多く、「5万円〜10万円未満」が24.3%。10万円未満を合計すると67.0%になります。大きく稼ぐというより、暮らしに少しゆとりを足したいという感覚の人が多いのが印象的です。

在宅副業を始める前の5つの準備

ここからは、調査で多かった不安に沿って、始める前に確認しておきたいことを5つに分けて紹介します。

準備1:会社員なら、まず就業規則を確認する

会社にお勤めの方は、最初に勤務先のルールを確認しましょう。厚生労働省の労働者向けページでは、労働時間以外の時間の使い方は基本的に本人の自由としたうえで、会社が副業・兼業を禁止・制限できるのは、次のような場合に限られると説明されています。

  • 本業の業務に支障が出る場合
  • 会社の機密情報が漏れるおそれがある場合
  • 会社と競合して会社の利益を損なう場合
  • 会社の名誉や信用を傷つける、信頼関係を壊す行為にあたる場合

また、始める前には就業規則や労働契約で副業のルールを確認し、定められた方法で会社に届け出ることが案内されています。「こっそり始める」よりも、ルールに沿って進めるほうが、あとあと気持ちもラクです。

準備2:「時間」と「目標金額」を先に決める

調査でいちばん重視されていたのは「好きな時間に短時間でできる」こと。だからこそ、始める前に1週間のうち何時間なら無理なく使えるかを書き出してみるのがおすすめです。

  • 平日の夜に30分×3日
  • 週末の午前中に2時間
  • 子どもが寝たあとの1時間

こんなふうに具体的にしておくと、選ぶ仕事の種類も自然としぼれてきます。目標金額も「まずは月1万円」など小さく設定すると、続けやすくなります。

なお厚生労働省のページでは、副業をする場合は過労を避けるため、自分でも労働時間や体調を管理することが大切だとされています。本業や家事・育児とのバランスを最優先にしてくださいね。

準備3:今あるスキル・経験を棚卸しする

「特別なスキルがない」と感じている方も、書き出してみると意外と材料があるものです。

  • 仕事で使っている文章作成・表計算・資料づくりの経験
  • 家計管理、料理、収納、子育てなど暮らしの工夫
  • 趣味で続けていること(写真、手芸、読書など)

これらは、文章を書く仕事やデータ入力、ハンドメイド販売、ブログやSNSでの発信など、在宅でできる仕事の土台になることがあります。いきなり完璧を目指さず、本や講座で基礎を学びながら小さく試すのが、遠回りに見えて近道です。

副業の始め方や、在宅ワークの基本をまとめた入門書は数多く出ています。最初の1冊を手元に置いておくと、全体像がつかみやすくなりますよ。

Amazonで見る楽天市場で見る

準備4:「簡単に稼げる」話は、まず疑う

始めていない理由の3位は「詐欺やトラブルが不安」(32.8%)でした。この不安はとても大切な感覚です。

消費者庁は、SNSなどを通じた投資や副業の「もうけ話」をきっかけにしたトラブルについて注意を呼びかけています。著名人やその関係者になりすましたとみられる例もあるとして、次のようなアドバイスを示しています。

  • SNSでの勧誘は、まず疑ってみる
  • 個人名義の口座への振込は行わない
  • 説明に不信感や疑問を持ったら、すぐに相談する
  • 被害回復をうたって近づいてくる二次被害にも注意する

調査でも「初期費用がかからない」ことを重視する人が26.3%いました。始める前に高額なマニュアルやサポート契約を求められる話には、いったん立ち止まるのが安心です。困ったときは、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターなどを案内してもらえます。

準備5:お金の記録と、確定申告のルールを知っておく

収入が発生したら、税金のことも気になりますよね。国税庁のタックスアンサー(No.1900)では、給与を1か所から受けていて、その給与の全部が源泉徴収の対象となる場合でも、給与所得・退職所得以外の所得金額の合計額が20万円を超える人は確定申告が必要とされています。

ここでのポイントは「収入」ではなく「所得」だということ。所得は、売上などの収入から必要経費などを差し引いた金額のことです。だからこそ、最初から売上と経費を記録しておく習慣をつけておくと、あとで慌てずにすみます。

ネットオークションやフリマアプリなどで副収入を得た場合の考え方は、国税庁のタックスアンサーNo.1906でも説明されています。働き方や家族の扶養の状況によって必要な手続きは変わるので、住民税の申告なども含めて、迷ったときは税務署やお住まいの市区町村に確認してくださいね。

記録をつけやすくするには、副業用のノートや帳簿をひとつ決めておくのがおすすめです。確定申告の基本をやさしく解説した本も、1冊あると心強いです。

Amazonで見る楽天市場で見る
広告

在宅副業を「続けられる形」にするコツ

最後に、始めたあとに長く続けるための考え方を3つ紹介します。

小さく始めて、合わなければ変えていい

最初から「これ一本」と決めなくても大丈夫。1〜2か月試してみて、時間の使い方や気持ちの負担を振り返り、合わなければ別の方法を試す。そのくらい気楽なほうが続きます。

作業する場所と道具を整える

ダイニングテーブルの一角でも、「ここに座ったら副業の時間」と決めておくと、気持ちの切り替えがしやすくなります。手元を照らすライトや、姿勢がラクになるクッションなど、身近な道具を見直すのもひとつの方法です。

家族と共有しておく

在宅で作業する時間を家族に伝えておくと、協力してもらいやすくなります。収入や扶養に関わることもあるので、パートナーと話しておくと安心です。

まとめ:在宅副業は「準備」から始めれば怖くない

2026年10月公表の調査では、20〜49歳の女性の46.5%が在宅副収入に興味がある一方、興味がある人の61.0%はまだ収入を得たことがなく、始めていない理由のトップは「何から始めればいいかわからない」(53.6%)でした。

  • 会社員はまず就業規則を確認し、ルールに沿って届け出る
  • 使える時間と目標金額を、小さく具体的に決める
  • 今あるスキル・経験を書き出して、学びながら試す
  • 「簡単に稼げる」「先にお金が必要」な話は、まず疑う
  • 売上と経費を記録し、確定申告のルール(所得20万円の目安など)を知っておく

焦らず、自分の暮らしに合うペースで。この記事が、在宅副業の最初の一歩を考えるきっかけになればうれしいです。

出典:
株式会社マシェバラトーク プレスリリース(PR TIMES):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000162479.html
国税庁 タックスアンサー No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1900.htm
国税庁 タックスアンサー No.1906 給与所得者がネットオークション等により副収入を得た場合:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1906.htm
厚生労働省 確かめよう労働条件「副業・兼業と労働条件」:https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/study/roudousya_fukugyoutokengyou.html
消費者庁「SNSなどを通じた投資や副業といった『もうけ話』にご注意ください!」:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/caution_036/

この記事にコメントする

メールアドレスは公開されません。

CAPTCHA